占いとは…その歴史と背景

誰でも一度は試したことのある『占い』
実際に占ってもらわなくても雑誌やテレビなどでその日の運勢をみかけることがあるはずです。

自分の未来を知りたいというのは誰でも思うことだとおもいます。

人が人間として『知』を得た太古から人間は未来を予知するため、目に見えない宇宙の法則を知るために様々な方法をためしてきました。
そんな目にはみえないものや、まだ来ていない未来を判断することを『占い』といいます。そして、『占い』をする人、鑑定する人をのことを『占い師』といいます。

私たちの日常になじみ深いの占いでれば姓名判断、手相占い、人相占い、夢占い、風水、星座占いや、易、タロット、マヤ歴、水晶占い、四柱推命などなど…がありますが、実は他にも世界中に多種多様の『占い』がありその歴史は人間の始まりとともにありました。

占いの歴史

占いは太古の昔から地域や時期、人、文化や宗教、まつりごとなどと密接に関係してきました。
現代の日本でこそ、恋愛で悩んだり人間関係で悩んだりしたときや自分の運勢を知りたいときには気軽に雑誌やネットで星座占いなど見たりできますが、太古の昔の実際の占いは人間の生存や国・宗教・文化に土着した特別なものだったのです。

その方法も私たちが創造するような星座占いや手相占いなどのかわいらしいものではなく、紀元前では古代ローマやギリシャなどでは動物やまれに人をいけにえにしてその内臓の色で占うものがあったりしました。
日本でも弥生時代に鹿の骨を焼き、焼いた骨のひび入れの形により未来の吉凶を占う方法が盛んにおこなわれていたようです。

占いがはっきりとした占術となった起源は、バビロニア時代の占星術のようです。その後占星術は磨かれて明確な体系化した形に変化していきました。明確な形となった占星術はのちにギリシャローマ時代に政治や戦術などにもとりいれられるようになります。

日本の占いの歴史

日本でもすでに縄文時代には天体の動きに法則性をみつけて祈祷をささげる行いがあり、その行為自体も占いの礎になぞらえているといっても過言ではなく、その神秘性をつかさどる人間は非常に稀有な存在だったのです。
弥生時代にはいると鹿の骨を焼いて占う太占(ふとまに)が古代中国より伝えられ、飛鳥時代には亀の甲羅を焼く亀卜(きぼく)という占いが登場。
亀は霊力のある神聖な生き物とされていたので亀の甲羅には未来を予知する力があるとされていたからです。

やがて人は方角や暦で吉凶を占うようになり式占(しきせん)や式盤(しきばん)などの様々な占いの方法が確立されてきます。やがてその占いは日本の政治にも多用されるようになり天武天皇は占いに重きをおいてその御世を取り仕切っていたようです。

そして日本に大陸より仏教や儒教が伝来しはじめると、すべての事象が「陰陽」と「木・火・土・金・水」という5つの要素の組み合わせから成り立っているっていう考えの陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)に、日本古来の呪術的な要素が加わり陰陽道(おんみょうどう)が確立。さらに日本の政治の方向性にくいこんでいくことになります。

平安時代には、筮竹(ゼイチク)や算木(ザンギ)などが登場。鎌倉時代になると水晶占いや九星占いが登場します。
室町時代にはなんと占いの学校が設立されました。この学校を「足刈学校」といい、この占いの学校の設立が一般民衆に占いが広まるきっかけとなったのです。
江戸時代になると易者が街中で易占をするようになり占いは一般民衆の生活に身近なものとなってきました。

このように現代にいたるまで日本には様々な占いが誕生してきましたが、その土台には陰陽道(おんみょうどう)が大きく影響しています。
いまでこそ、恋愛や個人的な悩みの解決や補助のために利用されている占いですが、実は人が誕生した時より世界の歴史・日本の歴史においても政治などにおいては重要な役割を担ってきたのが占いだったのです。

現代においての占い

占いは歴史において政治的なものとして利用されてきました。現代のように科学でほとんどのことが解明される以前は、世界は不透明なものであり生存するにも力の強いものが勝つというようなものだったのです。それは対個人はもちろんのこと、国家間の争いであったりもします。そんな時により優勢な状況をとるための指標を占いに求めたのです。

しかし、現代において科学が発達し高度な文明を築き上げてきた、いま、占いのその必要性は国家間の存亡などではなく個人の心の指標としての活用度におおきくかわってきました。
神秘的・呪術的な要素を含みつつ、人の心の安寧を助ける未来への道しるべと変化したのです。

現代社会に生きる私たちは長い人生の中、仕事であったり、恋愛であったり、個人個人の生き方であったりと様々な悩みがあります。それらは精神強くあれば大丈夫!なんという綺麗ごとでは解決できないほど大きく辛いものであったりします。
そんな時に誰にも相談できない、行き詰ってしまった…八方ふさがりの状態になってしまったとき、そんな時に人は科学では解決できないものに頼りたくなるのです。
それが現代においての占いの立場ではないかとおもいます



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